神奈川県は9月20日、土地の価格の目安となる基準地価格を公表した。神奈川区内は全用途の平均変動率が4・8%(市内平均2%)となったのをはじめ、全ての調査地点で上昇または横ばいとなった。
基準地価格は、基準値の1平方メートルあたりの取引価格を不動産鑑定士の評価などを踏まえ、客観的に示すもの。調査は全国の基準となる住宅地や商業地で行われており、今回発表されたものは今年7月1日時点の地価。神奈川区内では住宅地10地点、商業地8地点で調査が行われた。
住宅地の平均変動率は2・8%(市内平均1・1%)で県内4位。「入江2丁目280番7」が県内10番の変動率(5・3%)となった。一方、商業地は平均変動率7・3%で県内2位。「鶴屋町2丁目16番6」が25・3%で県内トップの変動率となった。最高価格地も同地点が307万円で県内5位だった。
『地価調査の概要』によると、「再開発事業や低金利などの要因が重なり、中心部の高度商業地域の上昇率は高く、近隣商業地域との格差は拡大している。郊外は地域によって異なる動きが見られる」とされている。
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