羽沢小学校(田屋多恵子校長)の6年生児童81人は10月1日、開業まで約2カ月に迫った新駅「羽沢横浜国大駅」を見学した。駅の管理を行う相模鉄道の職員がコンコースからホーム階までを案内し、新型車両も披露された。
相鉄線からJR線を経由して新宿方面へ直通する、相鉄・JR直通線と新駅「羽沢横浜国大駅」が11月30日に開業する。
総合的な学習の時間の一環で
地元に新駅ができることを知った羽沢小学校6年生は6月から、「総合的な学習の時間」を活用して、羽沢のまちの変化と自分たちができることについて調べてきた。
国連加盟国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマに、新駅に関する新聞記事のスクラップやワークショップなどを実施。「実際に現場を訪れることでより多くのことを学んでもらいたい」と、学校側から相鉄側に打診したことが新駅視察のきっかけとなった。
児童らは2グループに分かれ、コンコースからホーム階までを見学。相鉄職員から「天井は東京ドームと同様の素材を使うことで採光機能を持たせた」「点字の案内板を設置している」などの説明を受け、新型車両「12000系」も見ることができた。
新駅を見学した巳城綸太郎君は「駅構内はほぼ完成していて、電車は自動ブレーキがかかるという機能があってすごいと思いました」と感想。大津潮音君は「駅の中でたくさんのバリアフリーを見ました。それはすべて利用する人のことをよく考えてありました。今日学んだことをポスター作りなどで学習に生かしたいです」と抱負を語った。
一連の学習内容は、新駅開業と同日に行われる「日立かながわ子どもサミット2019」で発表する予定となっている。田屋校長は「児童が自分をとりまく社会に興味をもち、羽沢のまちのことを知り、まちや人が大好きな子どもに育って欲しいと願っています」と話した。
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