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島田橋やぶ 「都シチウ」が復活 創業100年契機に

文化

掲載号:2019年10月31日号

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スライドを見つめる4代目らと振舞われた濱のビーフシチウ
スライドを見つめる4代目らと振舞われた濱のビーフシチウ

 地域住民に親しまれている老舗料理店「島田橋やぶ」=松本町=がこのほど、創業100周年を迎えた。創業時の人気メニュー「都シチウ」を復活させ、10月22日・23日の「創業100年の感謝と御礼の会」で関係者に振舞った。4代目の浜田太郎さん(46)は「これからも地元に根ざし、愛される店を守っていきたい」と語った。

 同店は実業家の斎藤周蔵が1919年、2代目横浜駅前(現在の高島町周辺)に「濱屋食堂」を開業したのが始まり。31年に現在の三ッ沢下町駅近くの島田橋に移転。関東大震災や横浜大空襲に見舞われながらも、そばと寿司を同じ店内で提供する現在の礎となる業態を築いてきた。

 「新しいことにチャレンジしよう」。浜田さんが新たに洋食の提供を決断し、2011年に有名ホテルで総料理長を務めていた川倉昇さん(69)を迎え入れた。看板メニューとして目を付けたのが、創業間もない頃の写真にあったメニュー「都シチウ」の文字だった。当時、薬用や観賞用だった玉ねぎやトマトなどに着目し、牛肉をじっくり煮込んだビーフシチューを販売していたという。

 川倉シェフは創業100周年を迎えるにあたり、2年前に他界した浜田さんの祖母・よしさん(享年102歳)監修のもと、2枚の写真を手掛かりに、5年の歳月をかけて「濱のビーフシチウ」を復活させた。

御礼の会に200人

 「御礼の会」がこのほど開催され地域住民など約200人に新メニューも振舞われた。浜田さんは「これまで支えてくださった皆様に感謝申し上げます」とあいさつ。創業100年を振り返るスライドが上映されると、来場者は思い出話に花を咲かせていた。
 

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