お囃子の魅力を多くの人に伝えるために活動する「お囃子プロジェクト」の望月秀幸代表が、11月6日に神奈川小学校を訪問し、4年生の児童たちに様々な楽器の音色を届けた。
お囃子は太鼓をはじめとする打楽器や笛などの総称で、元々は神にささげる儀式音楽として誕生したもの。その後、能楽に欠かせない芸能として今日まで発展してきた。
この魅力を広めるべく、邦楽囃子演奏家の秀幸氏と望月左太寿郎氏が「お囃子プロジェクト」を立ち上げたのが約10年前。以来、長い歴史の中で伝承されてきた日本ならではの古典のリズムや技法、音色を届けようと、テレビ番組にも出演するなど活動している。
今回神奈川小学校では、4回にわたり授業が実施される。初回の6日には望月氏自ら楽器を鳴らし、大太鼓を使って強弱やリズムを変えることで様々な自然現象を音色で表現できることを伝えた。プロの演奏を耳にした児童らは、「やってみたい」と興味津々な様子を見せ、楽器に触れる時間になると駆けだしていき演奏を楽しんだ。
今後児童らはメインとなる水・風・雨・雪・オバケの大太鼓の音色ごとに、5つのグループに分かれ、それに合った短い物語を作ってさらに楽器を組合せ曲を創作する。最終日には保護者への発表会も予定されている。
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