神奈川区版 掲載号:2019年12月5日号 エリアトップへ

創業時の人気メニューを復活させた島田橋やぶの店主 浜田 太郎さん 松本町在住 46歳

掲載号:2019年12月5日号

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地域の支えあればこそ

 ○…創業100周年を迎えた老舗料理店の4代目がこの人。そばと寿司を提供してきたが、洋食を始めるにあたり看板メニューとして目を付けたのが、創業時の写真にあった「都シチウ」の文字。当時は、観賞用だった玉ねぎやトマトなどに着目し、牛肉をじっくり煮込んだビーフシチューを販売していた。そこで祖母の記憶と2枚の写真を手掛かりに、5年の歳月をかけて「濱のビーフシチウ」として復活させた。「100周年は地域の皆様に支えてもらったおかげです」。このほど関係者を集めて新メニューを振舞った。

 ○…父のバイクに乗せられて市場へ仕入れに行った幼少期。「売店で飲んだコーヒー牛乳がなつかしい」とほほ笑む。精華小から日大校へ進学。中学時代はバスケットボール部で汗を流した。高校卒業後、家業を継ごうと調理師専門学校へ。割烹旅館や寿司店などで修業を積み、25歳のときに戻ってきた。「下積み経験があるので、従業員の気持ちがよくわかる」。社長に就く8年前まで、経営者としてのバランス感覚を磨いた。

 ○…祖父の代から障がい者雇用などに取り組み、父は神奈川ロータリークラブの会長も務めた人物。それだけに地域への想いは人一倍だ。現在は、三ツ沢小の「まちたんけん」や松本中の「職業体験」の場として店舗を提供する。ビジネスとしては多店舗展開が理想だが、手づくりへのこだわりが強く、「目の行き届く範囲の仕事に注力していく」方針だ。

 ○…妻や姉、妹らと家族総出で店を切り盛りする。息抜きは友人とのゴルフ。「息子たちの世代に『店を継ぎたい』と言ってもらえるような商売にしたい」。そう言うと、おもむろに蕎麦入り自家製パンの試作品づくりを始めた。

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