神奈川区版 掲載号:2020年2月13日号 エリアトップへ

横浜市 「もの忘れ検診」開始 県内初、65歳以上対象に無料で

社会

掲載号:2020年2月13日号

  • LINE
  • hatena

 横浜市は、65歳以上の市民を対象にした無料の「もの忘れ検診」(認知症の簡易検査)を開始した。認知症を早期に発見し、対応を進めることを目的とした県内初の取り組み。今年度は450万円の予算を計上し、約900人の実施を見込んでいる。

 認知症診断を受けたことのない65歳以上を対象にした事業で、市のホームページなどに掲載されている市内89カ所の医療機関で予約を行い、3月31日まで無料で受診できる。医療機関で問診を行い、認知症が疑われた場合は有料で専門医療機関の紹介を受けられる。もの忘れ検診は名古屋市やさいたま市などで導入されており、県内では初の取り組みとなる。

認知症5人に1人

 団塊世代が後期高齢者となり、医療費など社会保障費の急増が懸念される2025年問題。65歳以上の市内高齢者は2015年に約87万1千人おり、25年には96万6千人と約9万5千人増加する見通しだ。国の有病率調査を基にした市内の高齢者人口に対する認知症有病者数は、15年の約14万人に対して25年には20万人に増え、5人に1人が認知症になるとされる。

早期発見の契機に

 市では、認知症患者やその家族に早期に関わる「認知症初期集中支援チーム」「認知症疾患医療センター」の設置、「認知症高齢者等SOSネットワーク」の構築などを進めており、同事業を更なる認知症対策として次年度以降も継続したい考え。担当者は「早期発見して医療や介護サービスを適切に使用することで、介護負担の軽減や症状の安定化、重度化を遅らせる可能性もある」と検診の重要性を話す。

 横浜総合病院=青葉区=の臨床研究センター長で神経内科医の長田乾さん(日本認知症学会専門医・指導医)は、「高齢者の認知症は、生活習慣病の管理を含めた適切な治療、ケアにより進行を遅らせることができる」とし、「(もの忘れ検診による)早期発見が、専門医の診察を受ける機会につながることは大きな福音」と話している。

神奈川区版のトップニュース最新6

交通弱者に快適な移動を

神奈川トヨタ自動車

交通弱者に快適な移動を 社会

タクシー向け講習 「なでしこ」認定

2月20日号

空き家相談 周知に課題

空き家相談 周知に課題 社会

窓口開設も利用者低調

2月20日号

「電気火災」が増加

出火原因消防まとめ

「電気火災」が増加 社会

火使わない機器にも注意を

2月13日号

6年ぶりのマイナス編成

横浜市予算案

6年ぶりのマイナス編成 政治

IR推進に4億円

2月6日号

「奮闘努力」全国で結実

横浜創英高校バトン部

「奮闘努力」全国で結実 スポーツ

ダイナミックな演技が高評価

2月6日号

「トップ10入り目指す」

横浜FC

「トップ10入り目指す」 スポーツ

13年ぶりのJ1舞台

1月30日号

あっとほーむデスク

  • 2月20日0:00更新

  • 2月6日0:00更新

  • 1月30日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2020年2月20日号

お問い合わせ

外部リンク