2010年バンクーバー冬季五輪男子フィギュアスケートの金メダリスト、エバン・ライサチェクさん(34・米国)が20日、横浜銀行アイスアリーナ=広台太田町=を訪れスケート教室とトークショーを行った。
東京五輪・パラリンピックに向けた日米の交流事業として、米国大使館が主催する「Go for Gold」プロジェクトの一環。「日本に来ることができてわくわくしている。東京五輪もとても楽しみ」とあいさつしたライサチェクさんは、集まった初心者や競技選手ら約90人とともにリンクに入ると、ウォーミングアップやバックスケーティング、スリーターンなどを披露。「滑る際は手と足を同時に動かすことを心掛けて」などとアドバイスを送りながら、参加者とともに1時間ほど滑りを楽しんだ。
8歳からスケートを始めたというライサチェクさんは、米国の代表としてリンクに立つことの責任や影響力の大きさを五輪から学んだといい、「スケートは人生のようなもので、転ぶことを恐れず何度でも起き上がって進んでいくことが大切。高い目標を掲げ、最後まで決意をもって続けられる人こそが成功をつかめるのだと思う。皆さんも自分のベストを尽くし、高みを目指して」と呼び掛けた。
市内から参加した40代の女性は「参加者一人一人の目を見ながら話してくれる姿から、とても誠実な人柄を感じた。膝の使い方などためになることをたくさん教えてもらったので、これからの練習に生かしたい」と笑顔を見せた。
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