国土交通省が1月1日時点の県内公示地価を発表し、神奈川区の羽沢南エリアが住宅地の上昇率でトップとなった。
上昇地点は羽沢南3丁目周辺で、羽沢横浜国大駅の南西約750メートル付近。1平方メートルあたりの土地価格は20万円で、昨年の18万4千円から8・7%上昇した。
昨年11月に相鉄線とJR東日本の直通運転により同駅が開業したことで、交通利便性が大きく向上。駅前ではタワーマンションの建設が予定されるなど開発に向けた期待感が鮮明に表れ、昨年の82位から一気に順位を上げた。
商業地の上昇率でも横浜駅に近い区内2地点が上位を占め、1位の鶴屋町2丁目周辺が15・9%上昇して1平方メートルあたり255万円。2位の金港町は13・3%上昇して同119万円だった。市区町村別の上昇率順位では、住宅・商業地ともに西区に次いで2位に入った。
市内住宅地の平均変動率では、神奈川区と西区が3%以上、中区と港北区が2%以上の上昇。鶴見、南、青葉、都筑の4区は1%以上上昇したほか、金沢区を除く全ての区でプラスとなった。
政令市の変動率は、川崎市が1・6%、相模原市1・4%、横浜市1・1%。政令市以外では海老名市が1%以上上昇した。都心へのアクセスに劣る県西部や三浦半島などでは下落基調が続き、三浦市は4%以上、山北町は3%以上、横須賀市と南足柄市は2%以上の下落を見せた。
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