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融資額31億超える 中小企業向け 新型コロナで

経済

掲載号:2020年3月26日号

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 新型コロナウイルスによる市内経済への影響が深刻度を増している。市が1月末に設置した中小企業向け経営相談窓口では3月19日現在、資金繰りなどの相談が1300件を超えた。市の制度融資活用のための認定件数は832件に上り、融資額は31億円(16日現在)に達している。市は「業種も幅広く、切迫した相談もあり危機的な状況だ」と話す。

 市によると、2月は71件だった相談件数は3月に入り急増。連日100件以上が寄せられているという。売上減による資金繰りの相談が多く、サービス業や卸売、飲食、製造を中心に「あらゆる業種に広がっている」と説明する。

 市は支援のため、直近売上の前年比減少率などを要件に、通常の保証限度額とは別枠で最大2億8千万円を利用可能といった4つの制度融資メニューを設定。一部では、信用保証料を市が全額助成するものも創設して支援を強化している。単年度融資枠は1400億円を用意する。

 市のメニューを活用した融資実績は16日時点で102件・31億8750万円。認定を受けたのは19日時点で832件に上り、市は「今後も件数、額ともに増加する」と見込む。

 市経済局金融課は、国がリーマン・ショック級の状況時のために創設した「危機関連保証」が13日に発動されたことを受け、「同等であるというメッセージと捉え、まずは事業継続の支援を強化していきたい」と話す。

終息後は消費反動増も

 市の対策について、浜銀総研の小泉司上席主任研究員は、「特に毎日の売上が重要となる業種では、足元の資金が必要。限度額も、個人商店などはある程度持ちこたえられる額」と評価する。

 一方で、「あくまでも一時しのぎ。先が見えない状況の中でどこまで経営体力が持つか」と指摘。震災時などの自粛ムードと比較し、「終息すれば、我慢していた分の反動消費はある」とし、国の施策と合わせ、外出時の景気対策など「次の手のタイミングも見極めが必要だ」と強調した。
 

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