新型コロナウイルス感染症の流行でマスクや消毒液が品薄となるなか、反町歯科・矯正歯科クリニック(下間雅史院長)では直近の診療で必要な分を除く在庫を地域住民に無償で提供している。
歯科業界でもマスクや消毒薬不足が深刻化しているが、4月1日に開院した同院には早い段階で発注していた在庫がわずかながらあった。ある保育園で薄めた塩素系漂白剤を消毒に使っているという話を聞き、自身も保育園にわが子を預けていた経験があることから、子どもたちの安全を守ろうとエタノールや次亜塩素酸水を保育園などに配布。より多くの人に行き渡ることで地域の安心につながればと、近隣住民に向けてもマスクを含めた提供を始めた。
下間院長は「こういう時こそ地域一丸となって乗り越えたい。ほんの少量ずつではあるが、できるだけたくさんの方に差し上げたい。できる人ができることをするという支援の輪が広がればいいと思う」と話す。
数に限りがあるため、配布は一人あたりマスク1枚もしくは消毒薬20〜30ミリリットル。1時間単位の予約制のため、来院前に電話で時間と在庫の確認を。クラスター発生を防止するために基本的に屋外で手渡すほか、マスクを着用し2人以下で来院することや、発熱や味覚・嗅覚障害など体調が優れない人は別の人に依頼するよう呼び掛けている。
問い合わせは同院【電話】045・628・9665▽反町1の6の12
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