新型コロナウイルスの世界的な流行がもたらした新たな生活様式。区内の事業者や団体が行っている対策法を紹介し、「Withコロナ」の新しい社会を考える。
建築学校・浅野工学専門学校=子安台=では、例年より1カ月遅い5月上旬に新学期を迎えた。
感染拡大を避けるため対面授業は行わず、いつでも映像視聴が可能なオンデマンド配信と、動画投稿サイト「YouTube」やパワーポイントを活用した資料・課題提示でのオンライン授業を実施。初めての試みとなるオンラインの活用には、自宅で学ぶ生徒と学校側のインターネット環境の構築や、教員が用意する動画などを用いた資料の作成など、手探りの準備が続いたという。
緊急事態宣言の解除を受け、6月からは対面授業を再開。校舎の入り口には体温を検知するサーマルカメラを設置し、体調を管理する。
講義を行う際は「三密」を避けるために学生を2班に分け、対面して着席しないよう椅子を配置。全員がマスクをつけ、教員はフェイスシールドも着用しながら飛沫を防ぐシートを教員席に設けるなど、感染防止策を徹底している。「マスクなどを着用すると暑くてつらいが、感染は怖い」と、教員・生徒は口を揃える。
流行の第2波や猛暑で登校できない事態に備え、今後はオンラインで会話をしながら講義を行うリアルタイム配信にも対応できるよう、準備を進めるという。
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