斎藤分小学校の5、6年生児童と神奈川大学の学生が、Web会議アプリ「ZOOM」を活用して交流を深めている。
新型コロナウイルスの感染拡大による休校措置で学校に通えない日が続いた児童の保護者が、当初は子どもたちの交流機会になればと大型連休明けから「ZOOM学級会」として学年ごとに企画した。6年生男児の保護者・石川澄江さんが大学側に声を掛けると、人間科学科の齊藤ゆか教授のゼミ生やボランティア活動支援室の学生らも協力。地域の小学生と大学生の交流に広がった。
ZOOM学級会には、5年生の約半数、6年生は3分の1ほどが参加。オンライン環境が整っていれば誰でも参加できる気軽さもあり、不登校気味の児童も加わることができたという。回数を重ねるごとに交流の仕方を学び、今では参加児童が自らホスト役を務めることもある。
大学生とのオンライン通話は5月下旬から順次スタート。パソコンの前に座り緊張した面持ちの児童も、絵しりとりなどのアイスブレークを通じて次第に打ち解けた様子だった。
石川さんは、「春に転校してきた児童も参加してくれ、休校明けにクラスに溶け込みやすかったという話も聞きました。(協力してくれた大学生と)リアルで会うことを最終目標に、今後もオンラインでの交流を細く長く続けていきたい」と話している。
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