三ツ沢にある寺・陽光院で毎年営まれているお盆の法要「施食会」が、今年は新型コロナウイルスの感染予防策として、動画共有サイト・YouTubeを活用しライブ配信される。実施は7月10日(金)午後2時からで、誰でも視聴可能。
施食会は、餓鬼や誰からも供養されない無縁仏の冥福を祈る法要で、餓鬼らに食べ物を施すことで功徳を積み先祖供養をするもの。起源は釈迦の説話にあり、釈迦の教えで経典を唱えながらひとつまみの食物を施した弟子が無数の餓鬼を癒した功徳で寿命を長らえた話に端を発する。江戸時代から続く伝統行事だ。
陽光院では例年僧侶の法話のあとに法要を実施し、本堂に入りきらないほどの人が参列していたが、今年は参列者を募らず、執り行う僧侶の人数も半分以下の10人に減らし三密を避けて実施することを決めた。
当日はカメラを2台設置し、場面ごとに切り替えながら見やすいように工夫する。西山修浩住職は「宗教的なものは雰囲気が大切なので本当は実際に来てほしいが、ライブ配信にすることで普段参列できない方にも見ていただく機会になると思う。供養の気持ちを途切れさせないようにしたい」と意気込む。
視聴は同寺ホームページ【URL】http://www.yokoin.org/sejikie.html
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