ねんど人形写真作家として各地の伝説や歴史を伝える活動をする渡邊和己さん(大分県在住)と、入江でサロンを営むオアシスデラーナの小野寺知恵代表がタッグを組み、「大分と神奈川をつなぐプロジェクト」をこのほど発足した。
同プロジェクトは、地域を超えた人々の交流を目指すもの。渡邊さんの手掛ける、地域の伝承をモチーフにした粘土人形と、実際の伝承地を背景に人形を撮影した写真作品を通じて、地域間の文化交流を図っていく。一方の小野寺代表は、これまでに培った心身を健康に保つためのセルフケア法などを多くの人に広めたいとしている。
7月17日には神奈川県内で初となる講座が開かれ、粘土人形・写真作品の展示やトークショーのほか、大分の昔話「瓜生島伝説のお地蔵さん」にちなんだ地蔵粘土人形を制作するワークショップが実施された。参加者たちは渡邊さんからアドバイスを受け、ヘラなどを使って地蔵の表情を彫ったり、全身のパーツを作り組み立てていった。
最初の作品はペリー提督
プロカメラマンの渡邊さんが粘土人形を制作し始めたのは40代のとき。当時横浜を拠点に活動していたこともあり、最初の作品は横浜港開港150周年記念作品展に出品したペリー提督だった。その後も小田原出身で大分の守護大名だった大友宗麟を手掛けるなど、神奈川県にゆかりのある作品を制作。7月には最新作となる、足柄山の金太郎と箱根の天邪気を発表している。
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