環境大臣賞を受賞した片倉町大丸町内会の会長を務める 松島 宗さん 片倉町在住 76歳
誰もが参加できる町内会に
○…自宅からほど近い片倉町公園の美化活動に片倉町大丸町内会として長年取り組み、環境保全や美化活動で顕著な功績を残した団体・個人を表彰する環境大臣賞で「地域環境美化功労者」に選ばれた。「日ごろから積極的に協力してくれる会員のおかげ」と、栄えある賞に誇らしい笑顔を見せる。
○…現役時代は保険のセールスとして仕事一筋。退職後、地域とほとんど関わってこなかった自身を省みて、70歳を前に町内会活動に身を投じた。「地域の人たちと知り合い、つながりが生まれるのが面白い」といい、町内に引っ越してきた世帯を迎えるウェルカムミーティングを開くなど、開かれた町内会を目指している。
○…6年ほど前に会を法人化し、町会名義の青パト(青色回転灯装備車)を購入。地域住民の協力を得ながら、週3回の見回りで地域の安心安全に目を光らせる。防災にも精力的に取り組み、向かいや隣近所同士で地域を細かく班分けし、各班で避難場所を決めたり家族の情報を共有したりして災害時の助け合いにつなげる「おとなり場」という仕組み作りにも尽力。「住民同士が自助・共助の意識を持ちながら暮らしているのが、この町内会の強み」と誇らしげだ。
○…「できる人が、できるときに、できることを」という前会長の言葉を引き継ぎ、「無駄を省いて効率的に、誰もが気負わず参加できる町内会が理想ですね」と目標を掲げる。夫唱婦随の妻も、民生委員・児童委員として20年にわたり社会福祉の増進に身を捧げるなど、地域を舞台にシニアライフを謳歌する似た者同士。大学時代から続けるテニスが健康の秘訣といい、近居の娘と次男が孫を連れて来宅するのが待ち遠しいという。
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