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神奈川区版 公開:2020年9月3日 エリアトップへ

総合庁舎前バス停 復活求め住民署名 市民病院利用者など「不便」

社会

公開:2020年9月3日

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「この辺りにバス停があった」という場所を示す下村さん
「この辺りにバス停があった」という場所を示す下村さん

 かつて国道1号線の広台太田交差点付近に設置されていた横浜市営バスのバス停について、周辺住民が「復活」を求める署名運動を行っている。2007年まで運行していた路線の廃止に伴い撤去されたが、今年5月にJR東神奈川駅西口と横浜市立市民病院を結ぶ路線が新設されたことで、当時あったバス停の再設置を求める声が上がったことがきっかけだ。

 横浜市交通局路線計画課によると、東神奈川駅と旧市民病院、横浜駅西口を結ぶバス路線「114系統」は1979年に運行を開始したが、利用者の減少や似通った路線があることを理由に07年に廃止。広台太田交差点付近に設置されていた「神奈川区総合庁舎前」バス停も撤去された。

 今年5月の市民病院移転を機に、市では病院へのアクセス強化を図るために東神奈川駅と病院間を運行する「88系統」を新設。しかし、114系統時代にあった神奈川区総合庁舎前のバス停は設置されなかった。

 署名運動の発起人・下村誠子さんは、かつてあったバス停の復活を市に要望しようと、付近の住民に限定した署名運動を8月から開始。88系統の発着地となる「東神奈川駅西口」バス停と次の「東横反町駅前」バス停は区間が長く、「どちらのバス停からも離れた場所に住むお年寄りの中には、市民病院へ通院するために東神奈川駅までタクシーを利用してバスに乗り換えるなど、不便を強いられている人もいる」と下村さんは話す。

 バス停の新設には、交通管理者である地元警察や道路を管轄する土木事務所との協議や地先交渉が必要になるが、同課は本紙の取材に対し、「市民からの要望が一定数あるのであれば、新たに停留所を設ける可能性は十分ある」と対応に前向きな考えを示した。

 一方で、交差点や横断歩道から近く事故のリスクが高い「危険なバス停」問題の解消といった課題もあることから、「警察などと相談して設置場所を十分に検討し、歩道の植栽整備やダイヤ改正などを経た上でということになる。まずは地域の要望をしっかりと聞きながら検討していきたい」と話した。

 下村さんによると、署名は8月29日現在で162人分集まっており、9月上旬に林文子横浜市長宛に提出するという。

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