菅田中学校で全校生徒を対象とした「防災スクール」が、8月31日に開催された。
防災スクールは将来の地域防災を担う中学生に神奈川消防団員が訓練指導するもので、14年前から毎年行っている。同校が主催し神奈川消防団・消防署・区役所が連携して取り組んでいる。
これまでは100人近い消防団員が来校し、学年ごとに資機材取り扱い訓練やAEDの使い方といった救命法を指南してきたが、今年は新型コロナウイルスの流行を受け形を変えての開催となった。密を避けるために団員が生徒に直接指導することを控え、例年防災スクールと同日実施していた避難訓練を別日に行うなど配慮したという。
今年の防災スクールでは学年ごとに地震対策などの映像を見たあと、事前に生徒から募集した「菅田地区に津波は来るのか」「災害時に逃げる道が塞がれたらどうするべきか」といった質問に来校した消防隊員や区役所職員が別室から答える中継放送が流された。
同校の遠藤まり校長は「コロナ禍でもできることを探りながら実施した。消防や区役所にご協力いただきありがたい」と話した。
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