中秋の名月(10月1日)と満月(同2日)に合わせ、国指定名勝の三溪園は10月4日まで観月会を開く。
同会では、三重塔をはじめ、歴史的建造物がライトアップされるほか、園内の旧燈明寺本堂(舞台)でサックスとピアノの演奏や琵琶、タゴールソング&シタールなど1日1組、計5組が演奏を披露する。同園は「横浜で、和の情緒たっぷりのお月見をどうぞ」と呼びかける。
午後6時から8時30分まで。入園料は大人700円、小・中学生200円。
臨春閣の美
同園は「臨春閣―建築の美と保存の技―」を10月15日から12月20日まで開く。会場は三溪園記念館第1〜3展示室。入園料のみで楽しめる。同園を代表する重要文化財建造物の臨春閣は、江戸時代の初期、紀州徳川家の別荘「巌出御殿」と考えられ、同時代に造られた桂離宮に似通う洗練された意匠が施されている。現在、30年ぶりの大規模な保存修理工事を実施している。屋根の葺き替えが中心だが、建物に付随する欄間や和紙の色紙、十二支の板絵などいったん取り外しており、取り付け前に展示。数奇のデザインを形づくる数々を一堂に公開・紹介する貴重な機会だ。
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