神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2020年10月8日 エリアトップへ

みどりと水を守り育てる地域環境向上委員会の委員長を務める 伊藤 忠房さん 菅田町在住 82歳

公開:2020年10月8日

  • X
  • LINE
  • hatena

菅田の財産、後世に伝える

 ○…地域で環境保全などの取り組みを行っている個人や団体、企業などを表彰する横浜環境活動賞で実践賞を受賞した。「一人一人が地道に活動に取り組んできたたまもの。メンバーの皆さんに感謝したい」と喜ぶ。

 ○…菅田町を流れる砂田川に空き缶やペットボトルが投げ捨てられているのを見かね、菅田東自治会長に就任した2003年に有志で清掃活動を始めた。16年、地域の緑化に取り組もうと地域環境向上委員会を設立。「街なみ花物語事業」と名付け、菅田道路沿いのバス停周辺に花や緑を植える取り組みを続ける。「きれいな花を見てもらうことで、環境を良くするための活動に関心を持ってもらえたら。私は花より団子派でしたが、今では季節の花を愛でるのが楽しみ」と笑う。

 ○…幼少期、砂田川は格好の遊び場だった。「夏は裸になって水遊びを楽しんだものです。魚やドジョウも取れたし、近所のおじさんからはウナギがいると教えてもらって驚いたこともありました」と懐かしむ。生まれ育った菅田町の豊かな自然を後世に守り残すことは、自身の使命でもあると感じている。「私たちが取り組んでいることが、地域の子どもたちにも受け継がれていけばうれしいですね」

 ○…自宅隣の畑で手塩にかけて育てた野菜は、自宅の敷地内に建てたマイホームで暮らす息子家族にも振る舞っている。「5歳と2歳の孫は、うちで取れたオクラが好物だというんです。人参もしっかり食べるみたいですし、育てた甲斐がありますよ」と目じりを下げる。近所にある池上小学校の登下校を見守る活動に10年以上携わるなど、地域の児童ははわが子同然の存在。今なお続く世代を超えた交流は、豊かな自然にも劣らない菅田の財産でもある。

神奈川区版の人物風土記最新6

久保田 剛さん

この春から神奈川警察署の署長を務める

久保田 剛さん

神奈川在勤 58歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

近藤 真さん

火災への適切な初期対応で、神奈川消防署から感謝状表彰を受けた

近藤 真さん

西寺尾在住 72歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook