新型コロナウイルスの世界的な流行がもたらした新たな生活様式。区内の事業者や団体が行っている対策を紹介し、「Withコロナ」の新しい社会を考える。
感染拡大防止と経済活動の両立を図る政府は、文化施設においても感染症対策のガイドラインを改訂し、9月19日からは感染症リスクの少ないと判断したクラシックコンサート公演などで満席を認めるなど規制緩和措置を講じている。
こうした中、区民文化センター・かなっくホール=東神奈川=では、規制緩和以降も客席の半数である150席を原則として遵守し、前後左右に空席を設けてソーシャルディスタンスを取れるよう配慮する。スタッフは「本来は満席も可能だが、今の時期は隣に知らない方が座ることをストレスと感じる人もいるのではないか。リラックスして芸術を楽しんでほしいとの思いから席数を半減している」と話す。
さらに、舞台上の出演者数も定員を設け制限。歌唱やダンスをする場合には出演者数をさらに絞り、出演者間で向き合う演出がある場合にはマスクとフェイスシールドの着用を必須とする。
客席以外でも感染対策は欠かさない。ホワイエでの飲食は禁止で、配布物の手渡しやチケット半券をもぎる行為も禁じ、人と人との接触を極力減らすことで感染症対策を徹底。また、各階にアルコール除菌剤のディスペンサーを設置して来場者に使用を呼び掛ける。
また、来場型以外にも自宅で楽しめる新たな鑑賞方法も模索。動画投稿サイトを活用し「かなっくYouTubeチャンネル」を開設して、定期的に動画配信を行う。
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