神奈川大学学生ボランティア活動支援室の代表で、まち×学生プロジェクトでも活躍する 桜井 大地さん 六角橋在住 21歳
若者目線で地域に貢献
○…学生の社会奉仕を支援する神奈川大学学生ボランティア活動支援室で1年間代表を務め、11月に引退する。コロナ禍の中でも若者目線の活動を全う。六角橋地域の有志や学生によるまちづくり団体「まち×学生プロジェクト」では多くの企画が中止に追い込まれる中、アルバイト収入が減り経済的に困窮する学生に食料を配布する支援事業「まちSHOKU」を、区社会福祉協議会などの協力を得ながら実現させた。
○…大学入学前はボランティア経験はなかったが、先輩から「今までにない新しい体験ができる」と勧められて同支援室に入った。1年生からプロジェクトの定例会に参加するうちに地域との繋がりが深まり、楽しさから活動にのめり込んだ。思い出深い取り組みに挙げる「神大マルシェ」では、店舗への出店依頼や来場者を増やすための告知チラシ作りなどを通して、「地域の方の協力を得ながら普通の大学生活ではできない社会経験が積めた」と誇らしそうに振り返る。
○…中学までは白球を追ったが、高校生になると山岳部に所属して地元新潟などの山々に登った。山頂にたどり着くまでの道中は「しんどい」が、その先にある自然の雄大な景色と達成感を味わえるのが醍醐味という。副代表として部員たちをまとめた経験が、チームワークの大切さを教えてくれた。
○…来春の卒業を控え、将来進む道を考える岐路に立つ。プロジェクトで支援してくれた区役所や社会福祉協議会の職員のように、地域と直接関わる仕事がしたいと、第2の故郷である横浜で行政職員を目指す。モットーは「温厚篤実」。”自分よりも他人を優先する”思いやり溢れる姿で、周囲を温かく照らす。
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