区内在住の紙芝居演者ニコニコ亭みゅうみゅうさんが11月8日、神奈川図書館=立町=で街頭紙芝居を開いた。来場者は秋晴れの下、みゅうみゅうさんの巧みな語りと昔懐かしい紙芝居の雰囲気にのめり込んだ。
息子が通う二谷小学校で絵本の読み聞かせボランティアを行っているみゅうみゅうさんは、3年前に横浜歴史博物館主催の街頭紙芝居講座を受講。読み聞かせで感じていたさまざまな声色で登場人物になりきる面白さや、子どもたちの楽しむ姿を見る喜びを紙芝居の世界でも味わおうと腕を磨いた。
紙芝居には、昭和を感じる自由さや「つづく」で終わることで次回へのわくわく感があるというみゅうみゅうさん。演者としてデビュー以来、当時の世界観を残しつつ現代の子どもも親しみやすいように体操やクイズも織り交ぜて公演を重ねている。
「秋の紙芝居まつり」と銘打った同館中庭での上演では、はっぴ姿で拍子木を打つミュウミュウさんの姿に気づいた子ども連れや高齢者が続々と集まった。全員で両手を広げる体操を行いソーシャルディスタンスを確保すると、幼子が母を探す冒険物語『マユミと小人』を続き物の2部公演として披露。みゅうみゅうさんは「コロナ対策のために野外で行ったことで、よりリアルな街頭紙芝居になったのでは」と振り返った。
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