会場のパシフィコ横浜ノース
国内最大級の規模を誇る横浜市の成人式は１月11日、新型コロナウイルス感染症対策として２会場で実施する。対象の新成人は３万６８５３人で、神奈川区では２１６８人が門出を迎える。
例年は横浜アリーナ＝港北区＝を会場に午前と午後の２回に分けて行っていたが、今年は参加者の密を避けるためにパシフィコ横浜ノース＝西区＝を加えた２会場で、それぞれ４回（午前10時半・午後０時半・２時半・４時半）の計８回制に変更。神奈川区の新成人は、パシフィコ横浜ノースで午前10時半の回が割り当てられた。
市の成人式は、公募で集まった市内の新成人でつくる実行委員会が企画している。コロナ禍の影響を受け、いったんはオンラインでの開催を市が表明するなど二転三転する中、６月の顔合わせから準備を進めてきた。
今年の式典は15分程度に短縮し、飛沫防止のため国歌と市歌は歌わない。実行委によるオリジナル動画を作成し、開場時間に合わせて横浜ゆかりのゲストから寄せられる祝福のメッセージと共に放映するという。ホームページ上では式典のライブ配信も行う。
委員長の畑中一希さん＝人物風土記で紹介＝は「コロナで沈みがちな気分になってしまうが、式典では新成人たちの笑顔の花を咲かせたい」と話している。
新成人数の多い区は青葉区がトップで３７５５人、港北区３２２４人、戸塚区２８７６人、鶴見区２６９８人。神奈川区は18区中７位だった。
問い合わせは市教育委員会【電話】０４５・６７１・３２８２。
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