第一生命新横浜支社の東神奈川営業オフィス=西神奈川=が、区内の地区センターに絵本を寄贈している。営業スタッフによる業務をポイント化し、集めたポイントに応じて地域活動用の資金を経費として使用できる支社の制度を活用し、独自の地域貢献につなげる取り組みだ。
同支社では、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い対面営業を自粛していた昨年4月から9月、生涯設計デザイナーと呼ばれる営業スタッフが顧客に対してリモートでのアフターサポート業務を実施。業務内容に応じたポイントを付与し、集めたポイントを基に地域活動用の資金を経費にできる仕組みを支社内で整備した。
取り組みには神奈川区を担当する東神奈川営業オフィスなど9カ所・総勢300人が参加し、介護施設に車いすを寄贈するなど各営業所が独自に地域貢献活動を行う。同オフィスは38万円の資金を獲得し、神奈川区役所からのアドバイスを受けて地域の子育て世代などが集う地区センターに本を寄贈することを決めたという。
日頃の感謝地域に還元
1月22日に最初の寄贈先となる白幡地区センターで寄贈式があり、伊勢重人館長に絵本や紙芝居など60冊以上を手渡した。伊勢館長は「絵本は高額なので頻繁に購入することが難しく、このような寄贈はとてもありがたい。利用した親子からまた次の親子へと受け継がれていってほしい」と感謝した。同支社の平本智之営業部長は「コロナ禍の中で、できる限りのことをしようという思いから生まれた地域貢献プロジェクト。自分たちの頑張りを日ごろからお世話になっている地域の皆さんへの恩返しにつなげるため、全員が取り組んでくれた」と話した。
同オフィスでは白幡地区センターを皮切りに、他の5施設にも同様の寄贈を行うという。
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