新たな価値創造に向けて個人の成長や組織の活性化・社会性を実現した企業・組織を表彰する日本能率協会の「KAIKA Awards2020」で、横浜市立市民病院=三ツ沢西町=が最高賞となるKAIKA大賞に選ばれた。
同院では「食を通じた疾病予防」をテーマに、医師や栄養士、市内の飲食店が連携して成人病予防に向けたメニューを作る料理教室を10年ほど前から実施。2019年には、家庭でできる健康レシピ集として発売した。レシピは同院の病院食として活用したり、参加店舗が新作メニューの参考にしたりと取り組みが多方面に波及した。
小中高生に縫合や顕微鏡での観察などを体験してもらう「1日メディカルパーク」では、外科・内科など各科の若手スタッフが企画運営に携わることでコミュニケーションが活発になり、院内の横断的な連携強化といったメリットも生まれたという。
市民病院経営戦略課の江口孝課長は、「さまざまな取り組みにスタッフが主体的に取り組むことで、個々人のモチベーションアップにつながっている」と意義を強調する。対外的な啓発を目的として始めた活動が組織や個人の成長を後押しし、院内でも業務を多方面から見つめ直す契機になったという。
今回のKAIKA大賞は、同院を含む3者が受賞した。
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