◆開創 平安時代(寬治元年・1087年)/佐伯隆弘住職
金蔵院は、堀河天皇の命で高僧・勝覚法印(世界遺産である京都の醍醐寺座主で、歴代座主が居住する坊の三宝院を創建した人物)によって開創されました。
源頼朝や徳川家康の挙兵時には金蔵院の住職が秘法を厳修して戦勝祈願をしたと伝わります。家康は江戸初期に徳川特軍家の宿泊施設=神奈川御殿=神奈川本町=が建てられるまで、同院を宿泊所としていました。 境内に今も残る紅梅を、旅立ちの時には必ず一枝持ち帰るほど愛でたといわれ、以降毎年1月に住職が紅梅を一枝携えて江戸城に上り歴代特軍に献上する慣わしがあったそうです。
近年になると、境内には関東大震災の翌年9月に死者を偲ぶ供養塔が建立されましたが、横浜大空襲で破損し、連合軍の進駐時に京浜急行の土手に埋められて所在不明になっていました。仲木戸駅改修で発掘されたのを機に、関東大震災から80年を迎えた2003年に再建され、今も供養法要が行われています。
住所:神奈川区東神奈川1の4の3(東神奈川駅から徒歩2分)
電話番号:045・441・2760
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