横浜市老人クラブ連合会主催の「かがやきクラブ横浜将棋大会」が5月7日にウィリング横浜=港南区=で開かれ、三枚町の寺崎俊夫さん(69)が3位に入賞した。
市内各区の連合会から推薦を受けた13人が出場し、全ての参加者が一定数の試合を行うスイス式トーナメントで日頃の成果を競った。アマチュア四段の寺崎さんは初戦に敗れたものの残り3局に勝利。「実戦が不足していたので2勝2敗なら上出来だと思っていました。幸運です」と大会を振り返った。
将棋を始めたのは高校生の頃。社会人になってからは会社の将棋部に所属し、職団戦(職域団体対抗将棋大会)などにも出場した。現在は神大寺地区センターで活動する六角橋将棋同好会(六棋会)や、トレッサ横浜=港北区=の師岡コミハ将棋同好会などに所属。小学生を対象にした指導にも力を注ぐ。
藤井聡太さんの活躍もあり、将棋に関心を持つ子どもたちが増えたことがうれしいという寺崎さん。「将棋は集中力や礼節を学ぶのにぴったり。一人で戦う孤独な競技ですが逆転も多く、最後まで諦めない気持ちを養ってほしい」と話す。
コロナ禍で対局の機会が減る中、自宅でパソコンに向かいAI(人工知能)相手に毎日5局ほどこなして大局観を養っているという寺崎さん。将棋好きが高じ、知識や雑学など様々な難問が出題されることで知られる将棋文化検定1級も取得。全国組織の「将棋を世界に広める会」にも名を連ねる。
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