神奈川区防犯指導員連絡協議会の会長に就任した 神谷 禮子さん 鶴屋町在住 71歳
絆大切に地域見守る
○…区内の地区連合町内会から21人が名を連ねる防犯指導員連絡協議会の会長に就いた。「協議会の女性は私一人。おかげで男のような性格になってしまいました」と冗談を飛ばしながらも、「細かいところに気が付いたり、思ったことを素直に言えたりるのは女性ならでは。皆さんにかわいがってもらいながら、女性らしい視点を防犯活動に生かしていけたら」と意気込む。
○…青色回転灯を装備した「青パト」に乗り、所属する青木第二地区を回りながら防犯パトロールを行うほか、年金が支給される偶数月の15日には金融機関などに立って声掛け運動を行うなど、身近な防犯活動を続けている。「防犯の重要性を訴えるためには指導員のPRも必要」といい、神奈川警察署などとの連携を深めながら活動を広く伝えたいという。
○…台町町内会では総務を担当。家庭防災員や環境指導員など多彩な肩書に恥じない行動力で、地域に根差した活動に力を注ぐ。青木小学校児童の見守りも大切な日課で、「子どもたちが『あ、神谷さんだ』と顔を覚えてくれるのがうれしくて。昔から町内の怖いおばさんで通っていたおかげね」
○…自宅を兼ねた自社ビル1階のコンビニエンスストアを夫、子どもと切り盛りし、自身も元気にレジに立つ。店を利用する専門学校生との交流が楽しみで、外を歩けば近所住民とのあいさつも欠かさない。「この辺りは都会の田舎と驚かれるほど地域の絆が深いの」と誇らしげだ。上階には101歳の義母が暮らし、近居する子どもと孫の4世代がいつでも集える環境が幸せという。6歳上の夫とは金婚式も目前。「夫婦円満の秘訣?いつも一緒にいないこと。程よい距離感が大切よ」と笑った。
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