神奈川トヨタ自動車=栄町=は7日、茅ケ崎養護学校PTAが主催したイベント「防災に役立つアウトドア」でキャンピングカーや福祉車両などを展示した。
障害を持つ子どもは災害時に避難所への移動や避難所生活が困難なケースもあることから、非常時に自家用車を「居場所」として活用する方法を知ってもらおうと同社が協力。商用車の「ハイエース」や「タウンエース」をベースにトヨタ自動車が開発・製作したキャンピングカー仕様車や、車いすのまま乗車可能なミニバンなどの福祉車両が校庭に並び、参加した保護者らは車の説明を受けながら居住性や使い勝手などを確かめた。
いざというときの安心に
イベントでは、痰(たん)の吸引など安定した電源が必要となる医療ケア機器の屋外使用を想定し、ソーラーパネルや車両のアクセサリーソケットなどから充電可能な車載用電源システムを販売する太平電機=反町=がデモ機を展示。参加した夫婦は「家にいるときに停電したことを考えると不安だった。こういった機器を車に積んでおけば、いざというときの安心につながる」と使用方法などを熱心に質問していた。
同校PTAの萩原淳子会長は「救急車を買うことはできないが、福祉車両やキャンピングカーといった選択肢が増えることで障害のある方の防災を考えるきっかけになる」と語り、同社の担当者は「車を活用した災害時の自衛手段について知ってもらうだけでなく、これまで諦めていたアウトドアレジャーへの挑戦にもつなげてもらえたら」と話した。
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