国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開
重文指定後初、知事室など
4月26日
神奈川大学横浜キャンパスの学生と六角橋の自治連合会、商店街連合会、地域ケアプラザなどが連携して地域交流や活性化に取り組む「まち×学生プロジェクト」が、発足から5年間の活動をまとめた報告書を作成した。所属や年齢を超えた草の根の地域活動が節目を迎え、作成に携わった学生らは「先輩たちから引き継いできた思いが次の世代に伝わるきっかけになれば」と充実感をにじませている。
まち×学生プロジェクトは、学生主体による六角橋周辺のまちづくりを目指して2015年に発足した。地域との交流イベント「六神祭」や、地元の野菜農家や六角橋の飲食店などが出店する「神大マルシェ」など、様々なアイデアを形にしたイベントを開催。認知症啓発活動の「オレンジプロジェクト」、新型コロナウイルスの影響で生活に困窮する学生に食品や生活用品を配る「まちSHOKU」など、社会課題の解決に向けた活動にも取り組んできた。
報告書では、これまでの歩みを年表やイベントの振り返りでまとめ、取り組みに対する受賞歴などで活動の意義を強調した。編集メンバーの桜井大地さん(4年)は自らが携わったまちSHOKUの企画が思い出深いといい、「自分自身も食に困るなど当事者という立場だった。地域の方々に助けていただいたことには感謝してもしきれません」と語る。
千葉龍聖さん(2年)は「地元のひたちなか市にも六角橋にそっくりな商店街があるけど、(プロジェクトのような)活動は全くしていなくて。改めて六角橋地域のつながりの強さを認識できた」という。OBの小倉勝十さん(23)は「活動に参加することで、新しいことに挑戦する力が身についた。六角橋は、また帰ってきたくなる第2のふるさとのような存在」と笑顔を見せた。
報告書は500冊を印刷し、関係者や町内会などに配るという。六角橋自治連合会の森勤会長は「まちづくりはみんなで行うもの。10年、20年後にこの活動を振り返ってもらう記録ができて良かった」と話した。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>