神奈川大学の横浜キャンパス=六角橋=では、新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種を8月下旬から行っている。すでに第1回目の接種を終え、9月21日から2回目の接種を進める予定。
大学拠点接種は、地域の負担を軽減しながら接種を加速させるための取り組み。同大では在籍する学生や教職員に加え、附属校の中高生も対象に加えた。キャンパス内で業務を行う警備員、清掃員といった事業者をはじめ、区内の小・中・高校など187カ所の教育機関に勤める教職員などからも接種希望者を募り、約8500人に接種を行ったという。予診や接種業務は、夜間・休日の往診サービスを行っているコールドクターの医師と看護師が務めている。
ワクチンはモデルナ製で、8月31日に県内の接種会場で異物混入の報告があったワクチンと同じロット番号を使用していたことから、9月1日から3日間は接種を一時中止した。厚生労働省から使用上の問題はないと連絡を受け、6日から第1回目の接種を再開したという。
接種を終えた大学2年生の男子学生は「予約もスムーズに完了して、無事接種を受けられて良かった。これで効果があれば何より」と安堵の表情を浮かべていた。
同大では9月24日から始まる後学期に向け、授業をオンラインでも対面でも受講できる「ハイフレックス型授業」を導入。教員は対面で授業を行い、学生は状況に応じて対面授業か同時双方向型のオンライン授業のどちらかを選ぶことができるようになる。
|
<PR>
神奈川区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|