高校文化部の祭典「全国高等学校総合文化祭」書道部門に作品が展示された 楠元 大希さん 浅野高校2年
弁護士夢見る書道家
○…「文化部のインターハイ」とも称される全国高等学校総合文化祭が今年8月に開催され、書道部門で神奈川県代表生徒9人のうちの1人として出展した。昨年末、全国出場が決まった時には「嬉しさと驚きが同時に押し寄せてきました」と振り返る。
○…書道に出会ったのは中学1年生の時、書道部顧問であった当時の担任にクラスで入部を呼びかけられたのが契機に。部活動体験で作品を見たところ、「知識が無くても全体のバランスや字の1つひとつが理想的なのが分かった」と魅了され、入部を決めた。中学2年生では主に小中高生が参加する全国展で、約8千点の中の最高賞10作品にも選ばれた。現在では部長を務め、一貫校の中学生を含めた約25人のメンバーを率いる立場。目前に迫る文化祭へ向け作業を進めるが、「自分の作品に取り掛かりながら、全体をまとめるのは大変ですね」と新たな壁を乗り越える最中だ。
○…中学受験の際、さまざまな選択肢から浅野中学に進学したのは、勉強とともに部活動にも注力する楽しい雰囲気を感じたから。実は書道部だけでなく鉄道部にも所属し、駅のホームや雑居ビルなどジオラマ風景の模型作りを担当している。勉強の息抜きにはピアノやグルメ巡り、1人カラオケなどで気分転換。「多趣味なんですよね」と頭をかく。
○…次なる目標は志望大学への進学。その先に見据えるのは弁護士への道だ。司法を題材にしたドラマを見たことがきっかけで、「饒舌に依頼人を守る姿がかっこいいと思い、志すように。話すことが好きなので、自分に合った仕事だと思うし、夢を叶えて法廷に立ちたいです」。輝く未来の自分を想い描きながら、机に向かう日々を過ごしている。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|