神奈川工業会が9月18日と19日、会員企業の従業員や家族らを対象にした新型コロナウイルスワクチンの職域接種を県歯科医師会館=中区=で行った。
職域の条件となる千人規模の接種に向け、鶴見と港南の各工業会にも呼び掛けた。モデルナ製ワクチンを確保し、事前に申し込みのあった1350人に1回目の接種を実施。市歯科医師会の協力で加盟歯科医師が打ち手を担当し、予診を終えた来場者の腕に次々とワクチンを接種した。2回目の接種は10月中旬に行う予定。
神奈川区の企業に勤める40代の男性は「地元の金沢区で予約したが接種日が遅く、キャンセルして職域接種に申し込んだ。1日も早く打ちたかったのでこのような機会はありがたい」といい、20代の女性は「予約が取りづらい中で優先的に接種できて良かった。痛みはほとんど感じなかった」と安心した様子だった。
神奈川工業会の桐ヶ谷修幸会長は「コロナ禍で地域貢献をはじめとした事業ができない中、中小企業単独では難しい職域接種に会として取り組めた。会員企業の従業員が安心して働けるきっかけになれば」と話した。
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