神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2021年11月11日 エリアトップへ

横浜市 IR推進費、11月清算へ 8割執行見込みも減額調整

政治

公開:2021年11月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
IR事業の整理が進む横浜市
IR事業の整理が進む横浜市

 横浜市は、カジノを含むIR(統合型リゾート)事業の撤回にともない今年度予算3億6千万円のIR推進事業費を、11月をめどに清算する。外部との委託契約などを含めると約8割が執行見込みとなっているが、市は、それらの契約見直しも進め、12月の減額補正に間に合わせたい考えだ。

山中市長が誘致撤回

 IR推進費は2020年度に4億円、21年度は3・6億円が計上された。いずれも主な使途は、IR事業者の公募・選定などに関わる専門的な調査分析をはじめとしたアドバイザリー支援や法務支援、またIRを整備する際のインフラや交通アクセス対策の検討調査、依存症対策、説明会や広報紙配布などの広報関連などとなっている。

 8月22日の市長選でIR誘致反対の山中竹春氏が当選したことで、市は9月10日にIR事業者の公募を中止し、10月1日付で担当部署の「IR推進室」を廃止した。

 事業収束を担う業務調整課によると、外部との委託契約期間が今年度末までの案件などがあり、現状で約2・8億円が執行される見込みという。

 しかし、誘致事業自体が撤回されたため、委託先に説明を行い、今後の執行停止、契約変更などを行っていく。市では11月中をめどに支払いなどの清算を進めるとしており、担当者は「執行見込み額をどこまで抑えることができるか精査している」と話す。

コロナで想定外に

 横浜市は当初、IRの実施方針案を昨年6月に公表予定だった。しかし、新型コロナの影響などから国の基本方針公表や申請の受け付けが大幅に延期となり、市が実施方針を公表したのは今年1月だった。国への区域整備計画申請は市長選を挟む想定外のスケジュールとなった。

 市のIR誘致撤回について、NPO法人ゲーミング法制協議会の理事長で政府の特定複合観光施設区域整備推進会議委員を務める美原融さんは、「市民の理解と支持を時間をかけてでもしっかりと説明しながら進めていくことが求められていたはずだが、この舵取りを誤った」と指摘した。

神奈川区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

デジタル端末貸与を実現

神奈川工業高定時制

デジタル端末貸与を実現

地元企業連携では全国初

4月18日

追突事故が増加中

神奈川警察署管内

追突事故が増加中

15日まで交通安全運動

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

体験コーナーを刷新

市民防災センター

体験コーナーを刷新

大和ハウス工業と連携

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook