特殊詐欺を未然に防いだとして、神奈川警察署は15日、横浜信用金庫大口支店に勤務する木下真菜美さん(22)に感謝状を贈った。
木下さんは11月29日、窓口を訪れた70代女性から現金100万円を引き出したいと告げられた。女性が高額の引き出しに必要な銀行印を持っていなかったため払い戻しができないと伝えたが、「女性はどこか慌てた感じで焦っている様子だった」と不審に思った木下さんは上司に相談し、詐欺に巻き込まれている可能性が高いとして同金庫が警察に通報した。
窓口業務2年目の木下さんは、「自分がこのような現場に居合わせるとは思ってもみなかった」と驚いたといい、「被害に遭われそうになったお客さまの特徴を忘れないようにして、これからの業務に役立てたい」と話した。秋本剛署長は「高齢の女性を思いやる気持ちが被害防止につながったのだと思う。職員の皆さんの高い意識に感謝しています」と述べた。
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