空手の全国大会で準優勝した西原瑞姫さん(神奈川小6)
新極真空手の全国大会「カラテドリームフェスティバル」が昨年12月に大阪府で開かれ、神奈川小学校6年生の西原瑞姫(みずき)さん(11)が組手の階級別トーナメントで準優勝に輝いた。新極真最大の舞台でつかんだ栄誉に、西原さんは「これまで一度も入賞できなかった大会で準優勝できてすごくうれしい」と喜びを語った。
西原さんが出場した小6女子軽量級には22人が参戦し、階級日本一の座を争った。「緊張せずいつも通りの試合ができた」と初戦を順当に勝ち上がり、延長までもつれた2回戦も持ち前のスタミナで体力勝負に持ち込み判定勝ち。「この大会で一番いい出来」という3回戦は準初段の格上相手にもひるまず制し、準決勝を不戦勝で決勝に進んだ。
大会2連覇中の強豪選手との一戦となった決勝では、開始30秒ほどで相手の足技を受けて判定負けを喫した。「優勝を目指していたから悔しかった。でも、下がってばかりで攻めることができなかった前回の大会よりも良く動けた」と、稽古の成果を実感できた大会だった。
格闘技観戦が好きな父の勧めで2歳の頃から自宅そばの道場に通い、5歳で大会に初出場。思うような結果を残せなくても諦めず、1年生で挑んだ「全北陸空手道選手権大会」の組手で準優勝を飾った。カラテドリームフェスには1年生の頃から毎年出場し、型の部では2連覇を果たしたことも。「大阪まで行って(トロフィーを)何も取れなかったら嫌だなって」と、組手の部でも結果を残そうと必勝を期して臨んだ。
空手を通して得られたのは「心も体も強くなれたこと」。身長141cmと小柄だが、「お母さんをおんぶすることだってできます」と得意げだ。中学校でも空手を続けたいといい、各地区の選抜大会を勝ち進んだ猛者が集う「JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」での優勝を目標に掲げる。
「パンチ力と動きのスピードにもっとこだわって、相手をほんろうする選手になりたい」と高みを目指す西原さん。日々の稽古で己を磨き、「虎に翼」の成長を誓う。
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