私立中高一貫校の横浜創英高校=西大口=バトン部が、昨年12月に行われた「全日本学生チアダンス選手権大会」で高校日本一に輝いた。11月の「ダンスドリル秋季競技大会関東大会」では、中学・高校共に団体総合優勝の快挙。1月15日、16日に控えた「全国ダンスドリル冬季大会」に向け、雰囲気は最高潮だ。
ポンポンなどの道具を使い、高度なターンやラインダンス、ジャンプなど息の合った演技を披露するチアダンス。ダンスドリルはアメリカ西海岸発祥で、日本では「チアリーディング」「バトントワリング」「マーチングバンド」などと呼ばれる競技の総称となる。
先輩たちの思い胸に
同高校バトン部は、昨年8月の「全国高等学校ダンスドリル選手権大会」で3位入賞。3年生の多くがこの大会で引退することから優勝を掲げて臨んだだけに、悔いが残る結果となった。
部員28人でスタートした新体制では、「先輩たちの思いを引き継ぎながら私たちの色を表現しよう」と年内の全てを8月の大会と同じプログラムにし、明るさや熱量を武器にチームワークを高めていった。
10月の全日本学生チアダンス選手権大会関東予選は2位で通過し、翌月にはダンスドリル秋季関東大会で団体総合優勝。勢いに乗って挑んだ12月の全日本学生チアダンス選手権大会決勝では、ジャズなどの他部門を含めた高校生チームの中で最高得点をマーク。悲願の高校日本一を手にした。
予選敗退の雪辱晴らす
同中学校バトン部はかわいらしさと元気さをモットーに18人で活動。7月のダンスドリル全国大会で3位に入賞し、続く全日本学生チアダンス選手権大会では関東突破を逃したが、ダンスドリル秋季関東大会では団体総合優勝で高校とのアベックVを達成した。
中学高校共に、1月に武蔵野の森総合スポーツプラザ=東京都=で開かれる全国ダンスドリル冬季大会に向けて練習に余念がない。高校でキャプテンを務める松元葉夏さんは「学年問わず意見を出し合うことで、自分たちらしい納得のできる日本一の演技ができた。このままダンスドリルも制覇したい」と意気込む。
顧問の福田果実教諭は「自分たち自身が楽しみながらも、見ている人たちにも伝わって共感を呼ぶような演技をしてくれれば」と期待をにじませた。
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