青木町の洲崎大神で6月10日から12日まで例大祭が行われた。
源頼朝が1191年に創建したといわれる同神社。関東大震災や横浜大空襲の際には甚大な被害を受けたが、再建・復興を経て約30年前には800年を迎えるなどの歴史を持つ。
その中で年1回行われている例大祭。コロナ禍では、規模を縮小して開催していたが、今年はほぼ例年に近い規模となった。
10日は本殿で式典などの神事を行った。11日から12日にかけては神賑行事として、囃子や落語などの伝統芸能の奉納をはじめ、宮前商店街に約70店舗の露店が立ち並ぶなどして、多くの人で賑わった。
また同神社の例祭の中で大きな特徴でもある「お浜下り」の神事も12日に実施。創建当初、海に神輿を担ぎ入れていたと伝わることからその名が付けられ、今では栄町にあるお浜下りの碑の前で祭典が執り行われている。当日は朝に神社を出発。高さ約4m、重さ約2tの神輿を引くトラックを先頭に、10人ほどの氏子総代と世話人は感染症対策としてバスに乗って続き、夕方頃までかけて37の氏子地域を巡った。
同神社の吉田錦之宮司=人物風土記で紹介=は、「徐々にではありますが、以前の祭りの姿に戻りつつあることを嬉しく思います」と話し、「多くの方にご利益があるよう、コロナ禍でも形式を工夫して来年以降も神事を継続していきたい」と意気込んでいた。
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