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神奈川区版 公開:2022年6月23日 エリアトップへ

体験通じ、障がい理解 有志団体が福祉職員らに

社会

公開:2022年6月23日

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軍手をしながら折り紙で鶴を折る参加者
軍手をしながら折り紙で鶴を折る参加者

 神奈川区を中心に障がいへの理解を深める活動を行う「療育おやこネットワークgift」が6月17日、六角橋地域ケアプラザで区内の地域福祉施設の職員などに体験ワークを実施した。コロナ禍以降もできることを継続してきたが、地域の身近な施設で障がいの理解を広める啓発活動を本格的に再開する。

 「療育おやこネットワークgift」は約8年前に、地域子育て支援拠点「かなーちえ」で行われた企画「療育おやこ仲間トーク」から生まれた障がい啓発を目的としたネットワーク団体。療育が必要な子どもを育てる保護者やかなーちえ、区社会福祉協議会、地域ケアプラザ、放課後等デイサービスなど地域の多様な団体が所属し、約30人ほどで活動する。

 同ネットワークは、区内小学校などで障がいの疑似体験を行うワークショップなどを行ってきた。新型コロナウイルス感染症拡大以降は、できる活動を継続。今年は、地域の身近な施設である地域ケアプラザでの啓発活動を予定しており、その前段階として地域ケアプラザを中心とした地域福祉施設の職員らを中心にワークが展開された。

「ちがい」を楽しむ

 同ネットワークが実践するワークは人と人との「ちがい」にふれ、楽しみながら学び合う内容。6月17日に実施した六角橋地域ケアプラザでのワークは、同ネットワークのメンバー・大木智子さんが講師を務め、約10人が参加した。題に合わせてイラストを描く場面では「はし」という題に対して、「箸」と「橋」を描く人でわかれるなど、人によって聞き取る内容の「ちがい」を体験することで、誰でもわかる言葉で伝えることの大切さを学んだ。

 次に参加者は、2枚重ねた軍手をしながら折り紙で鶴を折るワークに挑戦。講師から「早く早く」と急かされながら前半2分間実施。そのあと「ゆっくりどうぞ」と言われ、さらに2分間行った。参加者は指先が思うように動かないなかで、同じ2分間でも時間の過ぎる感覚やワークを取り組む精神状態の違いを体感し、障がい者に寄り添う大切さを理解した。

 参加者は「思い通りに動かせない悔しさを感じた。コミュニケーションの大切さに気付きました」と感想。同ネットワークの永松剛代表は「体験ワークを通じてまずは興味をもってもらい、地域の身近な施設で障がいへの理解を広めていければ」と話す。

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