ラクロス男子の21歳以下日本代表に選出された 箱崎 蒼太さん 神奈川大学4年 21歳
ラクロス「やりきる」まで
○…ラクロス男子の21歳以下日本代表として、今年8月に行われる世界選手権に挑む。コロナ禍で2年延期からの開催。チームではアタッカーとして、攻撃時の仕掛けや試合全体のコントロールが期待される。「世界でどれだけ通用するか、ワクワクとやってやろうという気持ちが強い」と意気込む。
○…福島県出身。小学3年生から友達とサッカーを始める。中学校では陸上の長距離にも挑戦。駅伝で県大会優勝や区間賞などを獲得するなどの活躍を見せた。高校ではどちらかの競技に専念しなければならない決断を迫られ、サッカーでの推薦を辞退して陸上の道へ。しかし1年生の終わりに足を負傷し、再びサッカーに転向。高校最後の県大会では、全国出場の目前まで迫る準優勝獲得にチームの一員として貢献した。サッカー部を引退して「やりきった」という感覚から新たな道を探すことに。
○…神大入学後、あらゆる選択肢の中で「大学から始める人が多いから、自分次第で上を目指せるよ」と勧誘を受けたラクロス部へ。練習するほど上達していく実感から楽しさを覚え、わずか半年で年代別の代表に選出された。「育ててくれた親に報告できて何より」との親孝行ぶり。その後コロナ禍に入り、自主練習しかできない環境下で、1日5時間ほどをボールの壁当てに費やしていたという。そこで磨いた、ステッィクさばきの技術は武器の1つだ。
○…来年も世界大会がアメリカで開催予定、2028年にはオリンピック種目の可能性もあるなど勢いづくラクロス界。今大会後については、フル代表の選出を目標に、就職後も社会人チームでの活動を続けたいという。再び「やりきった」という完全燃焼へ、ラクロスの道を究めていく。
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