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神奈川区版 公開:2014年4月17日 エリアトップへ

神奈川区長に就任した 二宮 智美さん 瀬谷区在住 56歳

公開:2014年4月17日

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行動派の行政マン

 ○…「歴史はもちろん、『海と緑と丘のまち』の言葉通り、魅力的な資源に恵まれている印象がある」。4月1日付けで神奈川区長に就任し、542人の舵を取ることになった。「窓口対応を見ていても、チームワークが良いと聞いていた通りの働きぶりだ」と職員を評する。区役所は顔の見える仕事。それを肌で感じられることがやりがいだという。「まずは行動。動けば展望が開けるから」

 ○…幼い頃はプロ野球選手になるのが夢だった。自宅のある瀬谷区から川崎球場まで、よく観戦に出かけた。建築に興味を持ったのは、中学生のころに見た西新宿の高層ビル群がきっかけ。「どうしてあんなに高い建物ができるのか不思議だった」。東海大相模高では新聞部に所属。柔道家の山下泰裕氏とは同級生。1学年下には巨人軍監督の原辰徳氏がいた。「原さんは好青年だったよ」と当時を懐かしむ。大学では設計課題に没頭し、建築模型づくりに取り組んだ。

 ○…ゼネコンの現場監督として実務経験を積み、一級建築士を取得。「生まれ育った地で街づくりに携わりたい」と、25歳で横浜市役所に転職した。鶴見区区政推進課長や建築局指導部長などを歴任し、昨年度は港南区で副区長を務めた。建築確認制度の根幹を揺るがした「耐震偽装事件」では、他の自治体に先駆け独自調査を指揮。2年後には、耐震基準の5割に満たないマンションの耐震補強を完了させた。

 ○…二人の子どもは独立し、母と妻と暮らす。7歳になる柴犬との散歩は、物事を考える時間にもなっている。「真似事」と謙遜する料理では、調理器具を合羽橋で買い付けるこだわりも。モットーは「人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」。事実を受け入れ、未来を開拓する―。まずは「減災」「子育て」「地域のつながり」の強化に取り組む方針。「信頼と期待に応えられる区役所づくりをしていきたい」

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