学生団体の長として、地域との交流イベントを開催する 内田 佳奈さん 神奈川大学3年 20歳
学生目線で地域と交流
○…学生のボランティア活動を支援する団体「ボランティア活動支援室」の室長を務める。普段はボランティアの受け入れ先と学生の仲介役として活動するが、昨年度から自主的な事業も展開。今年は新たに区内の地産物を利用した地域交流イベント「神大マルシェ」に挑戦する。「学生も地域の方も気軽にあいさつできる関係にしていきたい。仲良しの方が楽しいじゃないですか」と笑顔で話す。
〇…東京都に生まれ、今は旭区の実家で暮らす。「小さい頃から運動が好きだった」と6歳でテニスを始め、中学・高校はソフトテニスに没頭。私立中学の大会でも活躍した。「すべての生活が部活に向いていた」と振り返る。中学生の時に東日本大震災を経験。「とても衝撃的な出来事で、自分も何かの助けになりたい」と考えたが、日々部活に追われる生活から脱せず「何もできなかった」という後悔の念が残った。
〇…地元にある大学に行きたいと神奈川大学に入学。真っ先に実践したのは被災地へのボランティア活動だ。3泊4日で陸前高田や気仙沼を訪れ、草刈りや子どもたちとふれあう活動を行った。「ボランティアを通してたくさんの出会いがあった。この貴重な経験を他の人にもしてほしい」とボランティア活動支援室に身を置き、3年になると、自らがまとめ役となった。「先輩方は自ら主催者となり、企画した地域イベントを成功させた。次は私の番です」。
〇…地域と学生が繋がる「まち×学生プロジェクト」に参加して「神奈川区に通学しているのに、区のことを何も知らない学生がたくさんいる」と、痛感した。「学生にはもっと生活しているところを知ってほしい」との思いがあり、この企画に辿り着いた。将来は「人と接して喜んでもらえる仕事がしたい」と先を見据える。「持ち前のコミュニケーション力を活かして就活に臨んでいきたい」と意気込みを話した。
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