認定証を持つ田中本部長
横浜市はこのほど、平成29年度よこはまグッドバランス賞の認定企業を発表した。神奈川区内からは9社が選ばれ、7回目の認定となったメルビック電工株式会社（田中修代表取締役会長）＝新子安＝が最高表彰にあたるゴールド賞を獲得した。本日、情報文化センター6階の情文ホールで表彰式が行われる。
男女がともに働きやすい職場環境づくりを積極的に進める市内中小事業所を認定する「よこはまグッドバランス賞」。２０１７年度は、１０９社の応募があり、昨年度の1・6倍となる99社を認定した。７回目の認定となるメルビック電工株式会社は、区内で唯一ゴールド賞に輝いた。
勤務管理を柔軟化
田中秀一管理本部長は「人手の確保が大変となるなかで、子育てを理由に仕事から離れてしまった女性が、再び働けるような職場環境にすることが大切になる」と子育て中の女性が勤務しやすい管理体制を推進。子どもの体調が優れないときなども気軽に帰宅できるような仕組み作りを行った。現在、女性社員が９人在籍しており、５人は子育てしながら勤務している。
また、近隣の人を採用することで、職場と自宅を行き来できるような工夫も。休憩時間を利用して昼食の支度に戻る社員もいるという。過去には男性ばかりの職場でも、女性がいきいきと働けるように女性用の更衣室を設けた。こうした継続的な取り組みが評価され、受賞に至った。
田中本部長は「職場環境をよくしていこうという取り組みがグッドバランス賞のように形に現れるのは嬉しいこと。社員が働きやすい職場をこれからも追求していきたい」と話した。
同社は１９６９年に神奈川区内で設立。電気・機械設備、情報通信事業が主力の事業となっている。設立当初の従業員は10人ほどであったが、現在は業務拡大に伴って70人在籍している。横浜型地域貢献企業として最上級認定を受けており、３月には地域で不足している保育所を開設する予定となっている。
その他、区内認定企業は以下の通り▽株式会社ファルコン（シルバー賞）▽株式会社協進印刷（ブロンズ賞）▽株式会社神奈川民間救急サービス▽株式会社フロンティアハウス▽吉川海事興業株式会社▽株式会社アイキャル▽藤造園建設株式会社▽株式会社ＮＢ建設
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