六角橋にある有限会社エニィタイム(小島俊子社長)は9月21日、元CAで(一社)LeLienの代表理事を務める神山弓子さんを招き、介護研修を開いた。神山さんは、日本航空の国際線30年の乗務経験で培った接客法を活かし、マナーOJTインストラクターや健康生きがいづくりアドバイザーとして各地で講演を行っている。
今回は小島社長との縁があり、介護研修の講師として参加。フランス語で人間らしさと訳す「ユマニチュード」と呼ばれる高齢者ケア技法のコミュニケーションスキルを伝授した。
4つの動作で
ユマニチュードは、介護利用者を「見る」「話す」「触れる」「立つ」動作から介護利用者に「あなたを大切にしています」と伝えることが重要だという。視線を水平に向けることや、実況中継するように話しかけることなどポイントを解説し、受講者でグループを作り、要介護者と介護者に分かれ、車いすから要介護者を立ち上がらせるロールプレイを実践した。
神山さんは「認知症でも、話しができない人でも思いやり溢れる行動は理解されるもの。ぜひ現場で活かしてください」と呼びかけた。小島社長は「ユマニチュードの考え方は介護ではとても大切なこと。より具体的で実践的に学ぶ機会を得られてよかったです」と感想を述べた。
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