9月30日まで行われている「秋の全国交通安全運動」にちなみ、神奈川警察署(須藤正彦署長)と神奈川交通安全協会(筒井恭男会長)は運動初日の21日、老人福祉センター・うらしま荘で高齢者に対して周知イベントを行った。
9月21日から始まった秋の全国交通安全運動は「交通事故死ゼロを目指す日」(9月30日)まで実施される。神奈川区内では例年この時期になると、関係団体が東神奈川駅周辺でチラシを配って交通安全を呼びかけていた。しかし、配布物を受け取るのは区内在住者ばかりではなく、地元住民に向けた周知が課題となっていた。さらに、全国の交通事故死者の4割が65歳以上の高齢者という実態をふまえ、今年は老人福祉センター・うらしま荘を会場に、講和と落語イベントを通じて高齢者に交通安全を呼びかることになった。
かめ太郎登場
開催に先立ち、須藤署長は「区内の交通事故死者数は今年に入って7人。これ以上悲しい思いをさせないよう取り組んでいく」とあいさつ。区のマスコットキャラクター「かめ太郎」と交通課の警察官による講和では、集まった約30人の来場者に対し「自転車は車の仲間」「遠回りでも横断歩道を渡ろう」などの交通ルールを説明した。市職員落語愛好会の湊家加け橋さんは、交通安全をテーマに得意の落語で会場を盛り上げた。
筒井会長は「区内でも3分の1の交通事故が高齢者にまつわるものであることを認識して、日頃の行動に気をつけてほしい」と訴えていた。
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