横浜市民防災センター=沢渡=で3月10日、「3・11被災地応援イベント」が行われた。
このイベントは今年、震災から8年経過するため、当時の状況を知らない世代が出始めていることから、起きたことを改めて知ってもらおうと横浜市消防職員の有志による防災勉強会「Sonae―bu」が企画したもの。交流のあった仙台市の消防職員による自主勉強会「Team Sendai」が協力し実現した。
イベントには約1500人が来場。震災当時、現場で指揮を執った仙台市消防局と横浜市消防局の職員らが「東日本大震災での真実」をテーマにした特別対談や防災ワークショップが行われた。また、消防音楽隊と、2011年に復興支援の曲をリリースしたダンス&ボーカルグループEXILEの事務所が運営するスクールEXPG STUDIO YOKOHAMAによるコラボコンサートも実施され、音楽隊と同スクール生たちは復興をテーマとしたスペシャルパフォーマンスを披露。多くの観客を楽しませた。
企画展は31日まで
このイベントに合わせて、防災センターでは企画展「結〜消防・命のプロが見た東日本大震災〜3・11現場の事実×心の真実」が31日まで行われている。
企画展では仙台の津波被災現場の最前線に立っていた若林消防署員10人が活動の合間に書いていた手記と現場の写真をまとめたパネルの展示や被災現場に立っていた別の署員のインタビュー映像が放映されている。
担当者は「この企画を通して震災発生時に何があったかを改めて知ってほしい」と話した。
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