ひとり暮らし高齢者必携 日常のアイデアが小冊子に
区の課題解決を考える、まちづくり協議会の福祉専門部会(新安裕美子部会長)が高齢者のひとり暮らしに役立つ知恵を集めた小冊子を完成させた。小冊子は今後、同部会が開催する講座で利用される他、区役所地域振興課や高齢者支援課、区内7つの地域包括支援センターに置かれる。
高齢者のひとり暮らしで確認しておきたいことを5つに分けて紹介しているこの小冊子。「急な助けが必要な時」や「お風呂に入る時」、更に「知っていますか?地域包括支援センター」などと題して、相談を受け付けてくれる同センターの紹介もされている。冊子作りをした新安部会長は、「実際にひとり暮らしをしている方だけでなく、高齢期の親御さんをもつ方や、将来の自分のためにも役立つ。多くの人に読んで欲しい」と話す。
小冊子づくりのきっかけは、同部会が昨年10月に行った「高齢者のひとり暮らし」という講座。その中のワークショップで「風呂場での事故」と「認知症」の対応の仕方のケーススタディを行ったところ、参加者一人ひとりが安全や健康のために自分なりの工夫をしていることがわかった。この実践的なアイデアを聞いた、講座の講師を務めた田園調布大学人間福祉学部非常勤講師の岡田朋子さんが「アイデアを埋もれさせるのはもったいない。まとめてみたら」と発案し、区民の知恵を一冊にまとめることになった。
同部会では6月に高齢期のひとり暮らし災害編の講座を行う予定。「予算との兼ね合いもあるが、災害時のアイデアもいずれ共有できるように冊子にまとめられれば」と話している。
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4月19日
4月12日