サギヌマスイミングクラブ所属の土谷紗代さん(22)は6月12日に行われた(社)日本マスターズ水泳協会主催の大会で100mバタフライ18歳〜24歳の部で日本新記録を樹立した。記録は1分3秒03。
土谷さんは「自己ベストタイムの1分2秒07に届かなかったことが悔しい。次を狙いたい」と話した。
水泳を始めたのは3歳の時。当時は母親から離れることができずに「プールで泣いていた子どもでした」と振り返る。親離れができた時にはすでに夢中で成長する自分を実感しながら水泳を楽しんでいたという。その結果が現れたのが高校3年生の夏。同種目で県大会を制覇した。
現在は同クラブで働きながら週6日の練習に励む。土谷さんにとって水泳とはと聞くと「息をすることと同じ」と答えた。
次の夢は「空」
7月、土谷さんはオーストラリアに飛ぶ。目的は語学の習得。高校時代から密かに抱いていた夢の実現のためだ。
夢とは「旅客機のパイロット」。日本初の女性パイロットが誕生したというテレビ番組をみて決めた。「空を飛びたい、海外にいきたい、理由はそのくらい」と笑う。だがパイロットへの道は狭き門。特に健康、体力の面が重要視される。水泳が思わぬところで活きたとも話す。「操縦士の道はまだまだこれから」と表情を引き締めた。
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