宮前区少年野球連盟 被災地に道具寄贈 選手らが「10円募金」呼びかけ
区内の少年野球チームが加盟する宮前区少年野球連盟(相馬和紀会長)が、被災地・宮城県名取市に野球用具を贈るため、選手・保護者らに呼びかけて「10円募金」を実施。集まった募金が約70万円に達した。
活動報告は、今月9日に開幕した秋季大会の開会式で発表された。
今年、設立20周年を迎える同連盟では、式典などの記念行事を計画していたが、震災で中止を余儀なくされた。かわりに、所属する21チームの選手・保護者らから義援金を募る「10円募金」を企画。同連盟によると、名取市ではグラウンドががれき等で使えず、選手のグラブやボールなども不足し練習もできない状態だという。「被災地域の野球少年・少女が、笑顔で大好きな野球ができることを願って、野球用具を贈ろう」という呼びかけに、約70万円の募金が集まった。連盟ではこれを原資に、名取市内11チーム分の道具を購入し、現地に送る予定で、今後も試合会場などで募金を継続するという。
また今大会から、選手のヘルメットには「がんばれ東北 心のチカラ」と、全チームのチームロゴが書かれたステッカーが貼られている。大会では南菅生ワイルダーズ主将の近藤英雄君が「常に野球ができることに感謝して、一生懸命、全力でプレーしたい」と力強く宣誓。同連盟の相馬和紀会長は「たくさんの募金が集まり、とても感謝している。今後も微力だが支援を続けていきたい」と話していた。
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4月19日
4月12日