稗原小父の会 4年目の親子キャンプ 防災・水難救助訓練盛り込み240人が参加
稗原小で16、17日の2日間、同小父の会パワーズ(永田一博代表)主催の「ひえばらキャンプ2011」が開かれた。”オヤジ”たちは「4年目を迎え、地域のイベントとして定着してきた」と手ごたえを感じている。
今年で4年目となった今回のキャンプ。親子で楽しい夏の思い出を作ってもらおうと2008年から始まり、今年は児童と保護者240人が参加。うち130人が宿泊した。
今年のテーマは「楽しみながら防災しやがれ!」。3月11日に発生した東日本大震災を教訓に、防災クイズやプールを使った水難救助訓練も盛り込まれた。プールでは「おぼれた友達を助けよう」をテーマに、ペットボトルなど浮くものを投げて助ける訓練などが行われた。ほかにもスイカ割りや種飛ばし、縁日、炊き出し、きも試しなど、趣向をこらしたイベントが数多く実施された。夕食は、とん汁、おにぎり、焼きそば。朝食は牛乳パックでホットドッグ作りに挑戦。就寝は地域の避難所にもなっている体育館で、参加した児童からは「1日でも体育館で寝るのはつらい。避難所で生活している被災者の気持ちが分かった」といった感想が聞かれていた。
同キャンプは、主催する稗原父の会パワーズ、通称”おやじの会”のほか教師やPTA,同小後援会、地域の自治会が共催、協力する。パワーズの弦巻達也さんは「参加者は1年目に比べて2・5倍。毎年楽しみにしてくれている子どもも増え、イベントとして定着してきた」と、手ごたえを口にする。また、教師や各団体との信頼関係の強まりも成果だという。「あれもこれもと毎回内容が盛りだくさんになってしまい、結局自分たちが大変になってしまうが、子どもたちが喜んでくれると、”やってよかった”と思う」と弦巻さん。パワーズのメンバーは現在45人。「キャンプのほかにも色々なイベントを通じ、お父さん同士が知り合い、集まってくれることは稗原小にとっても心強いはず。より良い学校をめざし、今後も積極的に活動していきたい」としている。
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3月22日